試合レポート
2年連続の天皇杯皇后杯ファイナルラウンド出場、ヴィクトリーナ姫路の初戦は、今年の全日本インカレ優勝を果たした勢いのある筑波大学との一戦。
トーナメント戦一発勝負の天皇杯皇后杯、プロチームとしての意地を見せたいところ。
1セット目序盤、攻撃のテンポの早い筑波大学と一進一退の展開となるが、ヴィクトリーナが硬いディフェンスを見せ、自分たちの攻撃のリズムを作っていく。
サイドの大田、浅津も確実にスパイクを決め、後半はリードを守って25-19で1セット目を先取。
2セット目も序盤は、取っては取られという展開で相手を崩しきれないスタートとなるが、効果的なサーブが決まり始め、攻撃を優位に進める。
途中から入った金杉が、スパイクにブロックにと大活躍。レシーブでもコート外へ大きくはじかれたボールを懸命に拾ってつなぐファインプレーを見せるなどムードを盛り上げる。
セッターの河合もサイドを中心に攻撃を組み立て、金杉、浅津、スエレで得点を重ねて25-18とセットを連取する。
3セット目もヴィクトリーナのサーブが冴え、筑波大学のディフェンスを崩して相手に思うような攻撃をさせず、ブレイクポイントを積み重ねる。
絶好調の金杉、高さとパワーのあるスエレ、途中から入ったミドルの中本の移動攻撃など、相手に的を絞らせない攻撃でヴィクトリーナが25-16でセットをものにし、3-0のストレート勝ちで駒を次に進めた。
【竹下監督コメント】
相手がインカレ優勝チームで、攻撃のテンポも速く、そういったアタッカー陣のデータやレシーブの位置取りなどが対策ポイントだった。
サーブで主導権を握れたことや、金杉が崩れずに最後までいいプレーをしていたのは大きかった。
ただ、自分たちで起こしているミスもあり、V1リーグのチームと戦うときは非常にネックになるので、そこをしっかり修正してやっていけたらいいと思う。