試合レポート
スターティングメンバー(第1セットのみ)
女王久光製薬とのV1リーグ初対戦。第1セットデュースに持ち込み粘りをみせた姫路。しかし最後は久光193㎝のミドルブロッカー、ファビアナに強打を打ち込まれセットを落とした。続く第2、第3セットも敗れ、セットカウント 0-3と、3つ目の黒星となった。
第1セット、久光製薬の助っ人外国人選手もイブナ同様ブラジルからということもあってか、スタートから力の入ったプレーを見せたイブナ。イブナの力のこもったスパイクや、本日初スタメンの吉岡のサーブポイントなどで流れに乗ると思われた姫路だったが、相手の高いブロックに阻まれ失速。すると課題でもあるサーブレシーブが乱れ、あっという間に7連続失点。しかし中盤、吉岡が193㎝ファビアナの速攻をブロック。その後も粘り強くレシーブを繋ぎ、ジワジワと追い上げを見せ24-24とデュースに持ち込んだ。しかし最後は久光の高い位置からの攻撃を決められ、第1セットを落とした。
続く第2セットは、またもサーブレシーブが乱れ、終始相手ペースのまま2セット連取を許した。
第3セット、地元佐賀出身、貞包の応援に駆け付けた母校の後輩たちの大きな応援の中、力の入る貞包。要所でコースを突くスパイクや、好レシーブをみせ、終盤22-22と食らいついた。しかし、その貞包のスパイクが久光の高いブロックに阻まれ、セットカウント0-3と3敗目を喫した。
来週は福島県郡山市にて、デンソーエアリービーズ、NECレッドロケッツと対戦する。
竹下佳江 監督
女王久光製薬と試合ができるということで、どれだけ自分たちのバレーボールができるかと臨みました。わかっていることですが、サーブレシーブがこれだけ返球できないとゲームにならないですし、サーブで攻められればこちらも優位な展開で進められる。そういったことを再認識した試合でした。引き続きサーブとサーブレシーブ、特にサーブレシーブは、Bパス、苦しくてもCパスというところで、直接ミスにしないよう伝えていければと思っています。良いところは随所に出ましたが、V1リーグのレベルの高さを痛感した試合でした。
来週は、台風19号の被害がまだまだ癒えない福島県郡山市で大会が開催されるということで、皆さまに決して諦めないプレーで勇気を届けられるよう、チーム一丸となって頑張ります。
貞包里穂 選手
初めて地元の佐賀で、家族や親せき、たくさんの友人に私のプレーを見せることができました。そして大学の教育実習で母校に帰った際、実際に指導した生徒たちも応援に駆けつけてくれて、大きな声で応援をしてくれたことで背中を後押しされましたが、勝利をプレゼントすることができませんでした。
これから、「勝つ」ために、一人一人の意識を変え、1点に、勝ちに貪欲に立ち向かわなければいけないと思いました。