試合レポート
スターティングメンバー(第1セットのみ)
今季初、姫路でのホームゲームは、会場がピンクで染まる中、祭りの「よーいやさ!」の掛け声の中盛り上がりを見せ、選手がコートで躍動。ホーム姫路の大声援の中、前回覇者久光製薬スプリングスをセットカウント3-0で下し大金星を挙げた。
第1セット、序盤から吉岡がスパイク、ブロックと連続得点を挙げると、イブナもライトから気迫あふれるスパイクを連続で決め、8-0とスタートダッシュに成功。久光ファビアナのブロードや、レフトの速い攻撃を連続で決められ、ジワジワと追い上げられたが、イブナが要所で強いスパイクを決めしのぎ続けた姫路。終盤堀込のサービスエースや、イブナのブロックポイントで圧倒、25-21と第1セットを先取した。
第2セット、課題としていたサーブで相手エースの石井を的確に狙い続けプレッシャーをかけた姫路は、ミスを誘い、ブロックポイントに繋げた。中盤久光ファビアナの強烈なブロードを決められるも、姫路はレシーブを繋ぎ、貞包が相手ブロックを使った上手い攻撃で応戦。シーソーゲームで迎えた終盤、リリーフサーバーで出場の安田がサーブで相手を崩すと、好レシーブでチームに貢献し、22-19とリードを広げた。最後は貞包が久光のミドル、岩坂をブロックし、25-20で2セット連取に成功した。
第3セット、勢いが止まらないイブナがポイントを重ねた。久光のエース石井や野本が代表の意地を見せ、インナーへの鋭く強いスパイクを決められた姫路だったが、堀込がサーブで前後に揺さぶりをかけ相手のミスを誘った。この日の姫路は、サーブで崩されても全員で繋ぎエースが決めきる。そして要所でミドルが速い攻撃を決めるなど、全員が躍動、セットカウント3-0で久光製薬相手に大金星をあげ、今季2勝目をあげた。
会場全体が一つになって選手を後押しし、ホームの力を心から感じた一戦だった。
竹下佳江 監督
チームカラーのピンクの波が大きな力になりました。たくさんのご声援に深く感謝いたします。開幕以来厳しい戦いが続いていますが、選手たちはチームがよくなるためにはどうすればいいかを自ら考えるようになっており、一歩一歩着実に前進しています。引き続き、ご声援よろしくお願いいたします。
金杉由香 選手
チームとして、試合終盤まで崩れることなく集中できたことがいい結果に繋がったのだと思います。会場を埋め尽くしてくださった地元の皆さんの応援を力に、気合を込めて打ち込みました。大きなご声援、本当にありがとうございました。
堀込奈央 選手
いつも応援してくださっている皆さんに沢山来ていただき、とても心強かった半面、正直プレッシャーも感じましたが、それを力に変えることができました。特に、サーブレシーブが大崩れせず私のところに届けてくれたので、それを攻撃につなぐことができました。
私は、竹下監督の現役時代をテレビで観てバレーボール選手になろうと決心しました。今は毎日が新鮮で、試合にどうやって勝つかを考えることがとても楽しいです。今後は、もっと相手ブロッカーをみて、スパイカーが打ちやすいトスを上げられるように頑張りたいと思います。また、得意なレシーブをもっと磨き、チームに貢献したいです。