試合レポート
スターティングメンバー(第1セットのみ)
チャレンジ4進出が決定した姫路。今日は青色に染まる久留米アリーナにて、久光製薬スプリングスとの対戦。次週の姫路ホームゲーム、さらには年明けに行われるチャレンジ4へ向け弾みをつけたい一戦だったが、思うように自分たちの展開に持ち込めず苦戦。セットカウント0-3で敗れ、16個目の黒星を喫した。
第1セット、序盤からサーブレシーブを崩された姫路は、スパイクミスなどが続き5-10と追いかける展開に。貞包が2段トスを打ち切り、長いラリーをものにするスパイクや、ライトからの速い攻撃でしっかりサイドアウトを奪うなど踏ん張りを見せた。しかし、久光ファビアナの高い位置からの攻撃や、石井の技ありの攻撃などでジリジリと点差を広げられた。終盤、吉岡のクイックや、ブロックポイントなどで追い上げを見せた姫路だったが、点差は埋まらず第1セットを落とした。
第2セット、イブナが頑張りを見せると、金杉も負けじと強いスパイクやストレートギリギリのところに落ちるスパイクを決め、8-6と1回目のテクニカルタイムアウトを迎えた姫路。ファビアナの強烈なブロード攻撃に溝口が好レシーブをみせたが、そのラリーを落とす悔しい場面も。強弱をつけて攻撃を仕掛けてくる久光のアタッカー陣に姫路は必死に食らいつき、両チーム譲らずシーソーゲームで試合は進んだ。後半イブナ、金杉が連続でスパイクを決め19-17とリード。しかし久光のミドル岩坂にスパイクをシャットアウトされると、流れは久光へ。最後も貞包が岩坂に捕まり、23-25と2セット連取を許した。
第3セット、サーブで攻められない姫路は、久光のミドル、岩坂やファビアナに速い攻撃を許した。逆にサーブレシーブがしっかり返球できない姫路は単調な攻撃に。ブロックフォローに入り、何度も繋いで必死に食い下がったが、終盤、イブナが日本代表新鍋の連続ブロックに合い点差を広げられた。さらに新鍋に、高いブロックを交わしてクロスのコートいっぱいに技ありのスパイクを決められ25-21と16個目の黒星を喫した。
第3セット終盤、内定の佐々木千紘がVリーグ初出場を果たしたが、得点を挙げることができず、初得点はお預けとなった。
佐々木千紘 選手
初めてVリーグのコートに立ちとても緊張しましたが、先輩方に「思い切りプレーしてね」と声をかけてもらえたので、自分のやるべきことをしっかりやろうとプレーしました。サーブで相手を崩すことや、ブロック、スパイクでチームに貢献することができず悔しかったです。この悔しい気持ちを忘れず、これからさらに練習に励みたいと思います。