試合レポート
スターティングメンバー(第1セットのみ)
レギュラーラウンド最終週、かつ二日連続ホームゲームの1日目の対戦相手は、ここまで2連敗中のNECレッドロケッツ。ホームゲームに駆けつけた地元大応援団が会場をチームカラーのピンク一色に染めるなか、なんとしても1勝が欲しい姫路は好調なスタートを切り第1セットを先取した。しかし第2セットから第4セットまでは一進一退の攻防を見せる場面もあったが、NECが徐々に自らのペースに持ち込み、連続してセットを取得。姫路は通算3勝17敗となった。
第1セット、イブナ、貞包のスパイクや、吉岡の速いブロード攻撃で得点を重ねた。一方NECは古賀、柳田の攻撃で突き放そうとするが、中盤粘り強いレシーブから攻撃につなげて姫路がセットを先取した。
第2セット、序盤は一進一退の攻防続いたが、NEC古賀のブロックポイントや上野、柳田のスパイクで得点を重ねセットを取得。セットカウント1対1とした。
第3セット、第1セット途中から入った東海大学の内定選手松本がスパイクで活躍。しかしNECは曽我、柳田、古賀の硬軟を使い分けたスパイクに翻弄され、後半には上野の連続サービスエースを決められるなど勢いはNECに傾く。最後は島村のブロックが決まり3セット目もNECが連続して取得した。
第4セット、NECの多彩な攻撃に粘り強い好レシーブで食い下がったが、NECの勢いを止めることができずセットカウント1-3で破れた。
竹下佳江 監督
会場全体をチームカラーのピンクに染めていただいた地元の皆様に心から感謝申し上げます。勝利を上げることで皆様のご期待に応えるべく、チーム全員が気合いを入れて臨みました。
チームは日々の練習やV1での試合の積み重ねの中で、徐々に課題を見つけ克服してきているだけに、結果として悔しいゲームとなってしまいました。特に3セット目は、チームの課題となっている悪い面がでてしまい、最後まで修正できませんでした。
V1リーグ初参戦、レベルの高い試合での経験不足、若い選手が中心のチームという状況の中で、セッター、スパイカー、リベロなどそれぞれのポジションの選手がなすべき事をきちんとできるように努力していくことが来年のチャレンジ4での試合に活かされると考えています。
明日の試合では、持てる力を最大限発揮できるように意識を集中して臨みますので、これからもご声援よろしくお願いします。
堀込奈央 選手
ホームでの大声援から大きな力をいただきました。1セット目はスパイカーとのコンビネーションもうまくいきましたが、2セット目から相手のサーブやスパイクに崩されてしまい、立て直すことができませんでした。
姫路はほかのチームに比べ、身長が低いので、セッターとしてスパイカーの特長を生かしたタイミング良い球出し、高いレシーブ力を身に着けるとともに、どんな場面でも冷静で落ち着いてプレーできるようにしたいと思います。
貞包里穂 選手
ピンク一色の会場で試合ができるのは、選手として幸せです。
課題は、相手のペースに巻き込まれそうになった時に、立て直す力が必要だと思いました。前季V2リーグで戦った時に通じていたプレーが、V1リーグでは通じないことが多いので、あと一工夫できるように考えて、次の試合に臨みたいと思います。
長野有紗 選手
年末にもかかわらず熱い応援ありがとうございました。
第1セットは自分が考えた通りのプレーが決まっていました。でも、第2セットからは相手の修正力の高さで、思うようなプレーができなくなりました。
自分のミスをなくし、悪い雰囲気になったときに立て直せる攻撃ができるように工夫したいと思います。