試合レポート
スターティングメンバー(第1セットのみ)
レギュラーラウンド最終戦、そして2019年最後の試合は、地元姫路で会場がピンクに染まる中行われた。相手は岡山シーガルズ。岡山とは隣県ということもあり、昨年からスタートした山陽ダービーとしてもこの試合を盛り上げた。結果は1-3で姫路が敗れ、ホーム最終戦でファンに勝利を届けることができなかったが、たくさんのファンに足を運んでいただいたこと、大きなご声援を送っていただいたことで、来年1月11日~13日に行われるチャレンジ4へ向けて、とても大きな力となった。
第1セット、吉岡のブロックポイント、イブナのスパイクポイントでスタートし、出だし好調の姫路。さらに吉岡のサービスエースで流れを掴むと、貞包が連続でポイントをあげた。さらにイブナのナイスフォローから貞包がラリーを制すると、金杉、吉岡もスパイクを打ち込み、15-10とリードを広げた姫路。その後も集中力を切らすことなく終盤を迎え、最後はイブナがブロックポイントをあげ、25-19で第1セットを先取した。
第2セット、勢いそのままにゲームを支配したい姫路だったが、岡山の堅実なレシーブやフェイントに苦しんだ。しかし、要所でイブナ、貞包らがしっかり決め一進一退のままゲームは中盤を迎えた。岡山、金田の強いプッシュ攻撃や、及川の速いブロードなど、何としても取りたい長いラリーを逆に取られ、12-16とジリジリと差を広げられた。しかし終盤、イブナがブロック、スパイクと連続得点をあげ19-20と詰め寄った姫路。だが、大事なところでサーブミス。そこから連続失点してしまい、20-25と試合を振り出しに戻された。
第3セット、何とか主導権を握りたい姫路は、長野に代え高木を投入。中盤、岡山のサウスポー渡邉にライトから力強いスパイクを決められると、連続4失点の姫路。しかし貞包が負けじとライトからクロスの際どいコースへ決めると、イブナも奮起しポイントをあげ追い上げを見せた。しかし、『決まった』と思っても繋ぐ岡山のレシーブと、コート中央に落とす強いプッシュに対応できず20-25と後がなくなった。
第4セット、終始リードを許したままゲームは進むが、高木がブロードを決めると全力でガッツポーズを見せ、チームを鼓舞した。長いラリーを金杉がバックアタックでポイントあげると、イブナに代わって入った田中もライトからストレートに打ち切り、15-16と1点差まで追い上げを見せた姫路。しかしここでも金田のプッシュや、ストレートギリギリの技ありスパイクなどで流れは岡山へ。16-19から最後まで岡山の勢いを止めることができず、セットカウント1-3で今シーズン最後のホームゲームを終えた。
ご声援ありがとうございました
最後まで声を枯らして応援してくださったファンの皆さまの声は、しっかりと選手に届いていました。年明けに行われるチャレンジ4へ向け、皆さまの想いと共に姫路のバレーを出し切るのみ。2019年、たくさんのご声援をありがとうございました。2020年もヴィクトリーナ姫路をよろしくお願いいたします!
竹下佳江 監督
レギュラーラウンド最終戦、ホームゲームに沢山のご声援ありがとうございました。21試合、とても悔しい結果となりました。なかなか勝つことができず、厳しい戦いとなりましたが、その中でも収穫はたくさんあったと思います。特に最終2連戦は何とか勝ちたかった試合ですが、第1セットのいいパフォーマンスが長続きせず、結果としてこのシーズン中のいい面と悪い面がでてしまいました。
1月11日から宇部市で始まるチャレンジ4に向けて、修正する部分はしっかり修正し、チーム一丸となって頑張りますので応援よろしくお願いいたします。
貞包里穂 選手
シーズン最後まで大きな応援をありがとうございました。
1セット目は拾って攻撃につなぐことができましたが、2セット目以降、相手チームが長いプッシュ攻撃やブロックで対応されてしまいました。
チャレンジ4では全勝目指して臨みます。
堀込奈央 選手
沢山のご声援が大きな力になりました。ありがとうございました。
イブナの攻撃力をもっと生かせるよう、要所要所でのタイミングを考えて工夫したいと思います。また、ミドルブロッカーをタイミングよく使えるようにしていきたいと思います。
1月のチャレンジ4に向けて頑張って練習します。