試合レポート
スターティングメンバー(第1セットのみ)
チャレンジ4第2戦、もう一つも負けられない大事な一戦の相手は、昨日KUROBEに勝利し勢いに乗る日立。2セット先取され崖っぷちに立たされたが、続く第3セットを取り、粘りを見せた姫路。しかし自力に勝る日立に第4セットを取られ、セットカウント1-3で敗れた。日立はこれでV1残留を決めた。
明日の最終戦はスターカンファレンス6位のKUROBEアクアフェアリーズと対戦する。
第1セット、日立の強力なアタッカー陣に対し、粘り強くブロックにつきブロックタッチを取った姫路。一進一退のまま終盤まで進んだが、日立のミドルブロッカー、タップにブロード攻撃を立て続けに決められリードを許した。長いラリーを貞包が打ち切り得点にするなど応戦を見せた姫路だったが、点差は埋められず22-25で第1セット先取を許した。
第2セット、日立にサービスエースを立て続けに決められ5-9とリードを許した。しかし姫路も、昨日サーブミスの多かった吉岡が、挽回のサービスエースや、フロントではブロックポイントをあげるなど応戦。しかし、中盤イブナが相手ブロックに捕まるとミスが続き7連続失点。16-25で2セット連取を許した。
もう後がない第3セット、序盤、ここでも吉岡が連続でサーブビスエースを決めポイントを重ねた姫路。日立はタップが高い位置からのブロード攻撃で確実にサイドアウトを取ってきたが、中盤、サーブで日立長内を崩すとスパイクミスを誘い5連続得点を挙げ15-9とリードを広げた。日立も粘りを見せたが、終盤長野が連続ブロックをあげ、第3セットをつかみ獲った。
第4セット、貞包、松本が日立ミドルの高いブロックに捕まり嫌なムードに。また、ラリーを取り切れない姫路は流れをつかめず、またも日立のブロックにかかり9-18と大きくリードを許した。2枚替えで出場の田中が踏ん張りを見せたが、日立の長内、渡邉らのコースギリギリを突いた攻撃に成すすべなくこのセットを落とし、セットカウント1-3で敗れ、チャレンジ4での2敗目を喫し厳しい状況となった。
※本日2試合目PFUvsKUROBEの結果、KUROBEがフルセットの末PFUに勝利したため、V1残留を決める戦いは明日に持ち越しとなった。
竹下佳江 監督
いいスタートを切りたいという思いはありましたが、なかなか自分たちの思うような展開ができずに相手にブレイクされる場面、連続失点をして苦しい展開になった結果がこういう形になったのかなと思います。
3セット目に関しては相手が緩んでしまったのかなと思いますが、攻めきれてセットを取れたというのは大きい。ただ、勝ち切りたかったです。
明日、どうにかポイント取って、順位を一つでも上げるようにしていきたい。
長野有紗 選手
出だしが悪くてスパイクまでつなげても相手のブロックに捕まり、それをフォローできないという場面がけっこうあったと思います。
ミドルとして、ブロックの付き方は、相手の打つコースや、どういう入りになるかということをしっかり頭の中で整理して、いいタッチができた場面はあったと思うので、そこは良かったと思います。
チャレンジ4はレギュラーラウンドよりもプレッシャーがありますが、試合で経験したことを生かして明日は絶対に勝ちたいと思います。
吉岡可奈 選手
サイドアウトがなかなか取れなかったり、ラリー戦で点数が取れなかったのがすごく目立ったことと、相手のワイドの攻撃に対してブロックとディグが最後まで対応できず、できないことの修正がコート上ですぐにできなかったのが、敗因かなと思います。
私自身は昨日のPFU戦でサーブミスが多かったので、コースや選手を狙ってとにかく思い切りやるという気持ちで戦いました。
プレッシャーは大きいですが、チーム全員が一つになって、明日の試合は勝ち切りたいです。