試合レポート
スターティングメンバー(第1セットのみ)
来季またV1リーグで戦うための大事なチャレンジマッチ2戦。姫路は、チャレンジ4から1か月の間があき、モチベーションの維持と、『必ず残留しなければ』というプレッシャーを抱え、この日を迎えた。相手はV2リーグで早々に優勝を決めた群馬銀行グリーンウイングス。
第1セット、序盤からやはり堅さが見えた姫路。なかなか抜け出せない状況が続き11-12と1点リードされた場面で2枚替え。リーグ初出場となる内定選手のセッター清田と田中が流れを変え13-12と逆転に成功。その後貞包のサービスエースなどで流れを掴んだ姫路は終盤、内定選手のミドルブロッカー佐々木のサーブが走り、7連続ポイントをあげ25-17で第1セットを先取した。
第2セットも序盤から吉岡のブロックポイントや松本のサービスエースなどで流れを掴み、8-4とスタートダッシュに成功。貞包のインナーへのスパイク、相手のミスなどでさらに得点は開き16-7と2回目のテクニカルタイムアウトを迎えた姫路。終盤、群馬銀行もブロックを利用したスパイクなどで意地を見せたが、最後はイブナがそのスパイクをシャットアウト、25-17で2セットを連取した。
第3セット、貞包の勢いが止まらない。落ちるサーブでポイントを奪うと、次は強いサーブで相手を崩し、佐々木がダイレクトスパイクを決めるなどポイントを重ねた。群馬銀行も粘り強くレシーブを繋ぎ、コートギリギリを狙うスパイクやタッチアウトで応戦したが、姫路は貞包のスピードのあるスパイクや、松本の強弱をつけた攻撃で相手を翻弄、25-19でこのセットも取り、セットカウント3-0でストレート勝利を掴んだ。
これで姫路は明日の試合で1セット取れば残留が決まる。
竹下佳江 監督
対戦相手が去年苦しめられた群馬銀行でしたが、今日の選手たちを見ていると、V1で戦ったという経験は大きかったのかなと思うようなゲームをしてくれたと思います。
選手たちは緊張もあっただろうし、プレッシャーも感じていたと思いますが、いい緊張感に変えて今日のゲームに入っていけたのかなと。調子自体は決していい状態ではなかったですが、今日のゲームは選手たちが頼もしく思えました。
今日は沢山のご声援をありがとうございました。明日もよろしくお願いいたします。
髙橋咲妃惠 キャプテン
入れ替え戦というすごくプレッシャーのかかる試合で、スタートでつまずいた部分はありましたが、1セット目の終盤から我慢し続けて点差が開くようになって自分たちのリズムが作れたと思います。スタメンだけじゃなく、ユニフォームを着ている選手、着ていない選手、バックアップに回っても、コートの中の6人・7人だけじゃないということを意識してこの2日間を戦っていきたいです。
堀込奈央 選手
自分たちのいいところばかりが出たゲームではなかったが、相手より勝る部分が今日は目立っていて、優位に立てる試合になったと思います。
チャレンジ4が終わってこの1か月間で対策をしてきたので、相手に対してうまく対応ができたというのが大きかったと思います。
佐々木 千紘 選手
まずは初日、3セット取れたことがチームにとっては大きなことだと思います。連続失点してしまう場面もありましたが、自分たちでしっかり立て直して勝ち切れたことがよかったかなと。
内定選手ですが、ミドルとしてどうチームに貢献できるかということを考えてやってきたので、今日の結果につながってよかったです。