試合レポート
スターティングメンバー(第1セットのみ)
先週、フルセットでの悔しい負けを喫した姫路は、悔しさをぶつけるべく2戦目に臨んだが、1、2セットと相手に圧倒され2セット連取を許した。第3セット、キャプテン貞包がプレーでチームを鼓舞しセットを取り返すと、続く第4セットも取り2週連続のフルセット。最終セット、リードしながらも終盤追い上げられデュースになるが、貞包が意地を見せ大逆転で初白星を挙げた。
第1セット、中盤まで一進一退のまま試合は進み、松本の強弱をつけたスパイクなどで16-14、2回目のテクニカルタイムアウトを迎えた姫路。しかしそこから日立のエース、吉野のブロックを使った上手い攻撃や、連続サービスエースを決められるなどあっという間に18-25とセットを落とした。
続く第2セットも、流れを掴めない姫路。サーブで崩され、ミスが目立ち17-25で2セット連取を許した。。
第3セット、荒谷の強弱をつけた攻撃やブロックポイントで序盤リードを奪った姫路。さらにこのセットスタートから出場のキャプテン貞包がスパイク、ブロックに活躍を見せた。埼玉上尾は、粘り強いレシーブから内瀬戸、吉野の両エースのブロックアウトなどの上手い攻撃で応戦。22-17と姫路リードで迎えた終盤、埼玉上尾の195㎝ミドルブロッカーサンティアゴ選手の高いブロック、山口のスパイクを連続で決められ、22-20と追い上げられる場面も。しかし、姫路のムードメーカー孫田がスパイクを決めると、最後も貞包が意地を見せ25-23とこのセットを掴んだ。
第4セット、埼玉上尾サンティエゴ選手の打点の高いスパイクや、ブロックにあった姫路だったが、田中がライトから鋭いスパイク、松本の奥をついたスパイクなどで応戦。18-17から3連続失点で18-20と逆転を許したが、荒谷の速い攻撃や櫻井のブロックポイントですぐさま追いついた姫路。最後は松本、貞包の両エースがしっかりと得点を重ね、25-22で先週同様フルセットにもつれ込んだ。
第5セット、松本、荒谷がスパイクを決めると、花井の好レシーブを貞包が決め、5-2と序盤リードの姫路。12-9とリードで迎えた終盤、埼玉上尾の内瀬戸にブロックアウトや、速い攻撃を決められ12-11と詰め寄られた。さらには埼玉上尾のセッター山崎に連続ブロックを決められ13-14と逆転を許した。しかし、そこでも貞包が踏ん張りを見せ、相手のミスにも助けられた姫路は、長野のブロックポイントで17-15、セットカウント3-2で今季初白星をあげた。
中谷宏大 監督
先週の悔しい負けを経験し、今週は何としても勝利が欲しい試合でした。
数字の上では完全に負けゲームですが、選手たちの「勝ちたい」という気持ちが勝利に繋がったのだと思います。目標に向かい、課題を克服しつつ、1歩ずつ着実に進んでいくことがこのチームには大切です。 来週のホームゲームへ向け、良い弾みをつけることができたのではないかと思います。地元の皆さま、遠くから足を運んでくださるファンの皆さまへ、最高のパフォーマンスをお見せできるように頑張ります。引き続きご声援よろしくお願いいたします。
貞包里穂 キャプテン
先週フルセットで負けてから、今週の試合に臨むにあたり、キャプテンとしてチームメートが『大丈夫、いける!』と思うような安心する環境を作る事、何よりも自分自身がブレずに堂々とプレーすることが、チームの勝利に近づくと信じて取り組みました、
1セット目、『何かやっぱりまだ上手くいかない』という不安が消極的なプレーに表れて、セットの間に切り替えきる事が出来ませんでした。3セット目、監督がスタートでいくと声をかけてくれた時、『チームの状況をどうにかしないと』という気持ちと、『とにかくみんなでバレーを楽しんでみんなの最高のプレーを引き出そう』という気持ちでした。自信を持ってプレーする事、バレーを楽しむという面で、3セット目の気持ちの持ち方が違ったのかなと思います。
初勝利に対しては、昨シーズン勝利が遠かった分、まず1勝出来た事に正直ホッとしています。ですが、チーム目標はベスト4なのでこの勝利をきっかけに、もっとチームとして成長して勝ちを積み重ねていきたいと思います。